お金が無くなっていくと衣食が寂しくなってゆく

私は、ある夢を持っていました。
その夢の為には、東京に出ることが最低限の条件でした。

 
まずはアルバイトに励み、東京に出てしばらく生活できるだけのお金を貯め、そして東京に出て生活を始めました。

 
意外と夢はすぐに叶い、やりたかった仕事を始めることになります。
順調でした。

 
順調すぎたので、特にお金に困ることもなく、仕事の無い時は遊びまわっていました。

 
ただ少し不安だったのは、ある時から収入の上昇がストップし、ゆっくりと下り坂に入っていたのです。

 
最初はまた上向くこともあると気楽に考えていたのですが、そろそろ結婚や将来のことを真剣に考え始めた時、ちょっとまずい気はしていました。
徐々に収入が減り、今まで通り遊んでばかりもいられなくなりました。

 

 
遊びに行くどころか、仕事の関係者との飲み会までも、欠席することが増えていきました。

 
するとますます、仕事の方が上手くいかなくなり、収入は減っていきました。
将来がとても不安になってきました。

 
これではいけないと、貯めておいたお金を使って、仕事が上手くいくように自己投資を始めました。

 
しかしそこで起こったのが、東日本大震災でした。
景気自体が悪くなり、投資が無駄に終わりました。
生活費が足りないので、まずは衣服を買うお金を削りました。
毎年同じ服でも、着替えのレパートリーが減っても、それは仕方がありません。
でもそれでは全然足りませんでした。
今度は、食事を外食からコンビニ弁当に切り替えました。

 
それでも収入が更に減る中、次なる対応が必要でした。
最近はレトルトなど便利な物が多いので、簡単に作れるもので自炊を始めました。
1日の食費が1000円を切っていました。

 
その後結局お米も高いからと、毎日焼きそばを食べて、1日の食費は500円を切りました。

 
そこまでやっても、気が付けば貯金も尽きかけ、東京での生活が維持できなくなっていました。
私は親に泣きつきました。

 
東京での生活は私の夢であり、全てでした。

 
順調だったはずなのに、気が付いたらお金が無くなっていたのです。
親に頼るしかありませんでした。

 
お金を稼ぐことがこれほど難しいことだったと、今になって感じます。
そしてお金がないと辛いですよ。

 
気が付けば、毎日考えることがそれ一色で不安だらけになっていましたから。
そして全てが上手くいかなくなりました。